オイルシール
入門編
オイルシールは、あらゆる機械の密封装置として欠かすことのできない製品です。構造が簡単で取り扱いやすく比較的安価、かつ広範囲な環境条件に使用できるという多くの利点をもちます。自動車には大小合わせて約40個のオイルシールが使用されています。
■基本構造
オイルシールは、合成ゴム、金属環、スプリングの3つの部分で構成されています。
■基本構造
型 | 特徴 | NOK型式/形状 | ISO | JIS | JASO |
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S型 | 油用でダストがない場合のシール | Type 4 | タイプ1 | S | |
Type 1 | タイプ2 | SM | |||
T型 | 油用でダストがある場合のシール | Type 4 保護リップ付 |
タイプ4 | D | |
Type 1 保護リップ付 |
タイプ5 | DM | |||
V型 | グリース、またはダストのシール | ー | ー | G | |
ー | ー | GM | |||
K型 | グリース用でダストがある場合のシール | ー | ー | P | |
ー | ー | PM |
(注)JIS:日本工業規格、JASO:日本自動車工業規格、ISO:国際規格