株主の皆様へ Top Message

  • 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。

    ここに、当社グループの第117期(2022年4月1日から2023年3月 31日まで)の報告書をお届け申しあげ、当期の業績につきご報告させていただきますので、ご高覧賜りますようお願い申しあげます。

    当社グループは、経営の基本として「技術に裏打ちされた独自性ある、かつ社会に有用な商品を世界中で生産・販売する」ことにより高い収益力を持つ強い企業集団をつくりあげることが重要と考え、この考えに基づき事業経営を展開しております。

  • 株主の皆様へ

当期の連結業績といたしましては、売上高は7,099億5千6百万円(前期対比4.0%の増収)となりました。損益については、営業利益は153億7千8百万円(前期対比50.9%の減益)、経常利益は265億5千7百万円(前期対比42.5%の減益)、親会社株主に帰属する当期純利益は133億2千万円(前期対比48.4%の減益)となりました。

当期は、新型コロナウイルス感染拡大による中国でのロックダウンや半導体等の部品供給不足の影響で経済活動が一時収縮するも、段階的に持ち直しの動きがみられました。しかしながら、原材料価格・エネルギー価格の高騰、ロシア・ウクライナ情勢をはじめとする地政学リスクや、一部で継続する半導体等の部品供給不足等により、先行き不透明な状況が続いております。

このような状況の中、当社グループは、シール事業は、売上高は増収であったものの、営業利益は、売価転嫁を上回る原材料価格ならびにエネルギー価格の高騰等により減益となりました。電子部品事業は、売上高は増収、人件費の抑制と為替の影響により、営業損失の幅は縮小しました。電子部品事業のさらなる収益力の回復が課題となっており、各種施策を鋭意推進してまいります。

株主の皆様におかれましては、当社グループを取り巻く環境と経営の方向性、さらには私どもの決意の程に深いご理解をいただき、一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2023年6月

代表取締役 社長執行役員鶴 正雄