株主の皆様へ Top Message

  • 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。

    当社グループは、積み重ねた基礎研究に基づく製品開発、高品質での大量・安定生産を強みとして「Essential Core Manufacturing ― 社会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」を掲げています。豊かな社会の根幹となる「安全」と「快適」を支え、ステークホルダーに対して経済的な利益をもたらすだけではなく、誇りを感じてもらえる企業となるべく邁進しております。

    ここに、当社グループの第118期(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の報告書をお届けし、当期の業績につきご報告させていただきますので、ご高覧賜りますようお願い申しあげます。

  • 株主の皆様へ

当期は2026年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画の初年度にあたります。本中期経営計画において、持続的な成長と企業価値の向上を実現するために、「変革基盤の構築」を基本方針とし、「新たな成長ドライバーの創出」「グローバル企業への事業運営体制の整備」「多様な人材を活かす基盤の構築」「経営資源の最適運用」という4つの変革を推進しています。
2023年4月には従来の「経営理念」を現在の社会環境と照らし合わせて再考し、社会における存在意義であるパーパスと社員の信条や行動指針となるバリューを定めました。また、「Global One NOK」として共通の価値観を持ち、グローバルでの成長を促進すべく、2024年4月にNOKグループ統一の新コーポレートアイデンティティを策定しました。

当期の連結業績といたしましては、売上高は7,505億2百万円(前期対比5.7%の増収)となりました。損益については、営業利益は229億1千2百万円(前期対比49.0%の増益)、経常利益は402億8千5百万円(前期対比51.7%の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は316億2百万円(前期対比137.2%の増益)となりました。
前期比較で増収増益とはなりましたが、期初に目指していた電子部品事業の黒字転換が達成できなかったことなどを踏まえ、引き続き収益力改善策の実行ともに、中期経営計画に取り組んでまいります。

詳細につきましては、後記の「事業報告」をご覧ください。
株主の皆様におかれましては、当社グループを取り巻く環境と経営の方向性、さらには私どもの決意の程に深いご理解をいただき、一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2024年6月

代表取締役 社長執行役員 グループCEO鶴 正雄