株主の皆様へ Top Message

  • 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。

    ここに、当社グループの第114期上期(2019年4月1日から2019年9月30日まで)の中間報告書をお届け申しあげ、当上期の業績につきご報告させていただきますので、ご高覧賜りますようお願い申しあげます。

    当社グループは、経営の基本として「技術に裏打ちされた独自性ある、かつ社会に有用な商品を世界中で安くつくり適正価格で売る」ことにより高い収益力を持つ強い企業集団をつくりあげることが重要と考え、この考えに基づき事業経営を展開しております。

    当上期の当社グループを取り巻く経営環境については、国内においては、国内需要には底堅さがみられるものの、中国向けを中心とした輸出の減少を背景に停滞感を強めています。海外においては、中国経済は内需の回復が遅れているほか、米国による関税の引き上げにより外需も低迷し、減速感が強まっています。さらに、米中間の貿易摩擦の影響から海外の経済は先行き不透明な状況が続いています。

  • 株主の皆様へ

こうした状況の下、当社グループは将来を見据えて持続的に成長発展していけるよう、各種施策を推進してまいりました。

当上期の連結業績といたしましては、売上高は3,083億6千4百万円(前年同期対比9.8%の減収)、営業利益は21億6千4百万円(前年同期対比84.6%の減益)、経常利益は40億8千1百万円(前年同期対比77.4%の減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億7千万円(前年同期対比85.8%の減益)となりました。

今後の当社グループを取り巻く経営環境は、国内は引き続き緩やかな回復を続けていくとみられますが、米中貿易摩擦の影響等による中国経済の成長鈍化等の先行き不透明感があり、世界経済は予断を許さない状況であります。

シール事業では、国内では、需要は底堅く推移しています。一方海外では、中国、北米での需要は停滞局面に入っています。その中で、競合他社との競争激化が見込まれるため、営業・生産・技術一体となり、拡販の推進、最適地生産による生産体制の効率化に取り組むとともに、品質の向上についても引き続き取り組んでまいります。

電子部品事業では、スマートフォンについては、買い替えサイクルの長期化による市場の縮小とともに、5G回線の本格普及前の買い控え影響も出ております。また、ハードディスクドライブについては、サーバー用途は微減でしたが、モバイル用途で大幅な生産減となっております。これらに対応するべく、自動車向け、および新たな用途への拡販を推進するとともに、全社一丸となった変動に強い体質づくりと、品質のさらなる向上について引き続き取り組んでまいります。

ロール事業では、事務機業界はカラー機の伸長はあるものの、生産台数は横ばいで推移しました。これに対応するべく、営業・技術一体による品質・コスト面での競争力向上、新製品の開発によるさらなる拡販を図るとともに、経営効率をより一層高めて収益力の向上に取り組んでまいります。

これらの施策を着実に実行して、持続的な成長を目指し、全グループ一丸となって邁進してゆく所存であります。

なお、当期の中間配当金につきましては、1株につき25円とすることといたしました。

以上、当社といたしましては、今後も株主の皆様のご期待に応えるべく、鋭意努力してまいる所存であります。

株主の皆様におかれましては、当社グループを取り巻く環境と経営の方向、さらには私どもの決意の程に深いご理解をいただき、今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2019年12月

取締役会長鶴 正登

取締役社長土居清志