オイルシール
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自動車のエンジンやギヤードモータなどに使用され、主に回転軸部からの油漏れや、外部からのほこりの侵入を防止します。
オイルシールとは、オイル(油)をシール(封じる)するという意味です。機械製品に使用される潤滑油をはじめ、水、薬液、ガスなどが機械の“すきま”から漏れるのを防ぐと同時に、外部からほこりや土砂が侵入するのを防ぐ働きをしています。
自動車や航空機、船舶、鉄道車輛、建設機械、農業機械、石油化学プラント、家電製品など、さまざまな分野における機械の密封装置として欠かすことのできない製品なのです。
日本のオイルシールの歴史はNOKのオイルシールの歴史です。独自開発した「密封理論」に基づく安定した品質の製品を世界に送り出しています。
- 基本情報
- 資料・カタログ
基本構造
一般的なオイルシールは合成ゴム、金属環、ばねで構成されます。回転軸と接触・しゅう動するリップにはシールリップ部とダストリップがあり、リップ先端部を軸表面に押し当てることによりリップ先端部で潤滑材を密封し、ダストリップで外部からの異物侵入を防いでいます。ばねについては、リップ先端部の軸への押し付け力(緊迫力)を高め、維持する役割を持っています。
密封理論
回転用オイルシールのリップ部と軸のすきまには、軸回転時にごく薄い油膜が形成されます。これを流体潤滑状態と呼び、油膜はリップ部の摩耗を抑制する作用を担っています。加えて、リップ部は油が外部に漏れ出さないよう大気側から油側へ吸い込む作用を有しており、これをポンプ作用と呼んでいます。これらの作用により、回転用オイルシールは密封と潤滑の絶妙なバランスを維持しています。
製品紹介
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導電リング
モーターの電磁波ノイズ・電食対策に貢献します。従来構造より省スペース化(最大90%)やコスト低減も可能な製品です。
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高速回転用(e-NF)オイルシール
モーターの高速回転および正逆回転に追従可能で、安定した低トルクとの両立を図った最高峰の製品です。
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軸付きオイルシール
オイルシールとスリーブを組み合わせて使用し、過酷な泥水環境で使用できるコンパクトで取り扱い性に優れた製品です。
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Le-μ’s (低フリクションオイルシール)
従来対比~45%のフリクション低減を実現し、低燃費・低電費で地球環境に貢献する高機能な製品です。
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耐内部異物用オイルシール
油側にリップを追加した特殊形状で、油・グリース内の異物に対する耐性を実現した製品です。
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DHT(耐ダスト性向上オイルシール)
シール性およびトルクは従来のまま、メインリップへのダスト侵入を抑制することで、大幅に耐久性を向上させた製品です。
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オイルシール
カタログ
(2023年5月更新)
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