パッキン

一般的なパッキンの漏れ量は?

使用条件により異なりますが、漏れ量のJIS規格があります。
詳細はカタログ252ページをご参照ください。

作動圧力が低いパッキンの型式は?

最低作動圧力の測定データがあります。
詳細はカタログ255ページ〈表H-6〉をご参照ください。
組合せシールが有利なデータとなっています。

パッキンのしゅう動抵抗は?

ピストンパッキンのしゅう動抵抗の測定データがあります。
詳細はカタログ256ページ〈図H-8〉をご参照ください。
組合せシールが有利なデータとなっています。

ロッドパッキンが短期間で摩耗・破損します。
対策は?

バッファリングを併用することにより、衝撃圧力の緩衝、油温伝達の抑制できます。
また、しゅう動発熱の軽減に効果があり、耐久性を向上させることができます。
詳細はカタログ259ページをご参照ください。

【バッファリングを使用したシーリングシステム例】

  • ①ハウジングへの圧入
  • ②軸の挿入

微小ストロークで使用できるパッキンの型式は?

しゅう動材料に自己潤滑性の優れたレアフロンを用いた組合せシールを推奨します。
微小ストロークの場合、油膜破断(潤滑油ぎれ)が生じ、パッキンの異常摩耗が発生することがあるためです。
詳細はカタログ260~261ページをご参照ください。

シリンダを動かすとスムーズに動かず、振動と異音が発生する。
原因と対策は?

スティックスリップの可能性があります。
スティックスリップは、パッキンのしゅう動面に瞬間的な固着とすべりが周期的に発生する現象で、振動と発音現象(共鳴音)が発生することがあります。
発生しやすい条件、対策例などの詳細はカタログ264ページをご参照ください。

組合せシールをピストンに使用するときの注意事項は?

シリンダの圧力を徐々に上げる使い方や、両側に圧力をかけて差圧で動かす場合等には注意が必要です。
まれに吹き抜け漏れ現象が発生する可能性があるためです。
事例、対策例などの詳細はカタログ266ページをご参照ください。

パッキンはどうして漏れないのですか?

往復動用パッキンのしゅう動面には油膜が必要です。
ロッドシールの例では、ロッドが大気側に出る際は油膜が薄く、油圧側に戻る際は油膜が厚くなるようにパッキンが設計されています。これにより、外部への漏れは見かけ上発生しないことになります。
詳細はカタログ10ページをご参照ください。

パッキンを組み込む際に塗布する潤滑剤は?

使用する密封対象油を塗布してください。
弊社ではNOKクリューバー潤滑剤のお取り扱いもございますので、ご購入窓口にご相談ください。