パッキン

シリンダチューブの内面の粗さは?
また、加工方法は?

内面粗さは0.4~3.2μm Rz(0.1~0.8μm Ra)をお奨めします。
加工方法はバニシ仕上げ又はホーニング仕上げが一般的です。
潤滑条件が良くない場合は バニシ仕上げとしてください。
バニシ仕上げの詳細はカタログ268ページをご参照ください。
また軸方向に目がそろった仕上げ面となることは避けてください。

シリンダーロッドの表面粗さは?
また、加工方法は?

表面粗さは0.8~1.6μm Rz(0.2~0.4μm Ra)をお奨めします。
鋼を熱処理後に硬質クロムめっき、バフ仕上げしたものをお奨めします。
建設機械など土砂や小石によるキズの発生が想定される場合は表面硬度60HRC以上としてください。

パッキン溝の表面粗さは?

パッキンの型式寸法により異なります。
詳細はカタログ59~226ページの寸法表にある図をご参照ください。
パッキンに“きず”をつけないよう溝の角部に “ばり”や“きず”が無いように加工してください。

ピストン外径とシリンダチューブ内径のすき間寸法は?

これは『はみ出しすき間』と言いパッキンの型式、使用圧力により異なります。
詳細はカタログ59~226ページの寸法表にある図とグラフをご参照ください。
『はみ出しすき間』が大きい場合はバックアップリングをご使用ください。

シリンダーロッド外径とハウジング内径のすき間寸法は?

これは『はみ出しすき間』と言いパッキンの型式、使用圧力により異なります。
詳細はカタログ103~157ページの寸法表にある図とグラフをご参照ください。
『はみ出しすき間』が大きい場合はバックアップリングをご使用ください。

パッキン溝の設計は?

パッキンの型式により異なります。
一体溝で良いもの、分割溝とする必要があるものがあります。
詳細はカタログ59~169ページの寸法表をご参照ください。

ダストシール溝の設計は?

ダストシールの型式により異なります。
抜け止めが必要なものと必要ないものがあります。
詳細はカタログ171~207ページの寸法表をご覧ください。

パッキンの装着方法は?

パッキンの種類により装着方法が異なります。
詳細はカタログ229~234ページをご参照ください。

装着方法の掲載ページ一覧表

種類 溝構造 アイアンラバー
Uパッキン
ニトリルゴム
Uパッキン
組合せシール その他のパッキン
ピストン用パッキン
 (装着例 2-1)
一体溝 装着方法A
(F-3ページ)
装着方法B
(F-3ページ)
装着方法C
(F-4~6ページ)

Cパッキン:
装着例 2-3
(F-8ページ)

Vパッキン:
装着例 2-4
(F-8ページ)

バッファリング:
装着例 2-5
(F-9ページ)

分割溝 手軽で簡単に装着出来ます。装着方法D (F-6ページ)
ロッド用パッキン
(装着例 2-2)
一体溝 装着方法E
(F-6ページ)
装着方法F
(F-6ページ)
装着方法G
(F-7ページ)
分割溝 手軽で簡単に装着出来ます。装着方法H (F-7ページ)

ダストシールの装着方法は?

カタログ235ページをご参照ください。

シリンダを組み立てる際の注意点は?

カタログ236ページをご参照ください。

シリンダーチューブ端部の形状は?

パッキンの型式寸法により異なります。
詳細はカタログ59~226ページの寸法表にある図をご参照ください。
パッキンやウエアリングに“きず”をつけないよう面取りを設けてください。